ジャカランダの青紫の花

 ジャカランダの花は「青い桜」とも言われ、花が散るとあたり一面を青紫の絨毯で埋め尽くすところも、桜の花にそっくり。青紫の神秘的な花をつけた姿はホウオウボク鳳凰木)、カエンボク(火炎木)と並んで「世界三大花木」の一つと称賛され、シウンボク(紫雲木)と呼ばれる。ジャカランダはアルゼンチン原産、ノウゼンカズラ科の落葉高木。中南米には50種ほど分布しているが、日本で栽培されているのは画像のようなジャカランダ・ミシモフォリア(Jacaranda mimosifolia)という種。
 ジャカランダは釣鐘の形をした花が一つの花房に50~90個ほどつき、満開になれば青紫の花が木全体を覆うほどになる。その姿から別名は「紫雲木(しうんぼく)」。また、花姿が桐の花と似ていることから属名は「キリモドキ(桐擬き)」。花一つ一つをよく見ると、なるほどノウゼンカズラの花に似ている。日本では5月の末くらいから咲き始め6月の上旬頃に見頃を迎える。

 熱海の国道135号下り沿い(親水公園付近)にあるジャカランダが有名だが、9,10月に狂い咲きすることが報告されている。最初の画像は昨日のもので、散歩の途中で見つけた夢の島公園ジャカランダの花。5、6月頃の花と違ってポツンと二、三輪の花が見えるだけ。後の画像は春に咲いた通常のもの。

 

南アフリカプレトリア、オーストラリアのグラフトンがジャカランタの花を楽しめる都市として有名(https://4travel.jp/travelogue/11271309)。

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