紫色の花たち:園芸種二種

(1)アゲラタム ブルーハワイ
 和名がオオカッコウアザミで、ブルーハワイは商品名。アゲラタムはキク科のカッコウアザミ属の植物。アゲラタムは、メキシコやペルーなどの熱帯アメリカ原産で、原産地では宿根草だが、耐寒性がないので春まき一年草として扱われる。アザミを小さくしたような花が特徴的。日本でも沖縄県に野生化している品種がある。品種改良によって矮性の品種ができ、花壇やプランターなどには矮性の品種が植えられる。
(2)アンゲロニア エンジェルフェイスウェッジウッドブルー
 オオバコ科の植物。原産地は中央アメリカ、南アメリカで、花は小さめで、遠目から見ると爽やかな印象。花色は青紫やピンク、白など。葉は濃緑でやや細長く、株は根元から枝分かれして自然にまとまる。中央アメリカ、南アメリカの熱帯から亜熱帯に約30種が分布する。暑さと強い日ざしによく耐え、花は骸骨が口をあけたような姿に見える。

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