クチナシ

 クチナシは梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせ、強い香りを漂わせ、秋には橙赤色の果実をつけます。果実が熟しても裂開せず、口が開かないことから「クチナシ」の和名がつけられたとされています。庭木としてよく栽培されているクチナシは、大型の花で八重咲きのオオヤエクチナシ(英名ガーデニア)が多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。クチナシは人の心を表現しているというのが昭和の文化ですが、花そのものの形は硬めの葉と共に意外に幾何学的で、私などはついフランス庭園を連想してしまうのです。清楚で端麗な白い花は昭和の心とフランス庭園を見事に両立させるのです。

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