ポンカンの8月の青い実

 ポンカン(椪柑、凸柑)はミカン科の柑橘類の一種。インド北部が原産地で、日本には1896(明治29)年に台湾総督府から鹿児島県に苗木がもたらされました。甘みが強く、酸味は控えめ、果肉はやわらかく、果汁も多く、香りのよい柑橘です。

 ポンカンは、完熟していない青い実を収穫します。その後、収穫した実を涼しい場所で1か月~2か月保存し、追熟させます。これによって、ポンカンは甘みを増し、赤色の完熟に変わります。ポンカンの収穫時期は11月~1月ですが、食べ頃は1月~2月ということになります。

 8月になり、ポンカンの小さな青い実が目立ち始めました。実は次第に大きくなり、12月にはすっかり色づいた大きな実になります(最後の画像)。