昨日ユスラウメの実について記しました。サクランボに似た実は生で食べてみると、清々しい香りと甘酸っぱい味が広がり、とても美味しく感じたのですが、4月に記したジューンベリー(和名アメリカザイフリボク)も実が色づいてきました。春にはユスラウメと同じ白い花を咲かせていたのですが、その実は直径7-10mmで、ユスラウメの半分ほどの大きさです。6月になると、黒紫に熟します。果実が6月(June)に収穫できるので、ジューンベリー(Juneberry)と呼ばれることになりました。ジューンベリーは近年人気の高い花木で、花だけでなく、初夏に実る実、秋の紅葉と、四季を通じて楽しむことができます。
肝心のジューンベリーの味ですが、実が赤い状態のときは、固めで甘みよりも酸味が強く、熟してきて黒紫色になってくると酸味は落ち着き、自然な甘みを感じられるようになります。味は甘味と酸味が混じり、印象として近いのはサクランボでしょうか。ユスラウメと同じバラ科なので、二つの味は近い気がします。また、当然ながら、甘味、酸味ともにサクランボの方がはっきりしています。