ユスラウメの赤い実

 ユスラウメ(梅桃、梅桜、桜桃)は、中国原産のバラ科サクラ属の落葉低木。サクラが咲く頃にサクラやウメに似た花をつけます。花の色は白またはピンク色で、葉が出る前に咲くケースと、葉と同時に咲くケースがあります(画像)。「ユスラ」の語源には、花や枝葉が風で揺れる(ユスルル)、花や実がたくさんついて揺れるなどがあります。サクランボに似た実は、生食、ジャムや果実酒として楽しむことができます(画像)。

 ユスラウメは古くから庭木として親しまれ、全国で広く植栽されているらしいのですが、私がユスラウメを見たのはつい数年前のことです。生で食べてみると、清々しい香りと甘酸っぱい味が広がり、とても美味しく感じました。また、ユスラウメ(梅桃)は漢方薬としても使われてきました。