身近なシジミチョウの仲間でも空地のような環境があれば簡単に見られるのがベニシジミとヤマトシジミ。「蓼食う虫も好き好き」と言われるが、ベニシジミの幼虫はスイバなどタデ科のすっぱい植物だけを食べる。草地のシジミチョウは、雄が青、雌が黒い翅表をしたものが多いが、ベニシジミは雌雄ともに赤色である。鮮やかな赤と黒のコントラストは美しい。根元に近い葉や枯葉などに産卵する。幼虫の体色には変異があり,全体緑色のものや紅色の線が目立つものなどがある。
そんなベニシジミがセンニチコウの花にとまっている。昨日センニチコウについて記したが、センニチコウの紫色の花に赤いベニシジミが来ている。何ともタイミングのいいことで、暫し見惚れるしかなかった。