ヤマトシジミ

 ヤマトシジミは最近都会でもよく見られる小さなシジミチョウです。翅の表面はやや光沢のある水色で、裏面には灰色地に黒い斑紋が散りばめられています。翅の縁にそって二つずつの紋が並びます。前翅、後翅ともに翅の中央に小さな「く」の字の形をした模様があります。

 幼虫が食べるカタバミの周辺をヤマトシジミが地面すれすれに飛んでいる姿をよく見かけます。カタバミは湾岸地域でもよく見る植物で、ヤマトシジミが街中でも発生できることを示しています。