シセントキワガキの青い実

 「四川常磐柿」と書けば、中国四川省原産の常緑の柿と推測ができる。シセントキワガキはカキノキ科カキノキ属で、庭木や盆栽として使われるロウヤガキに似ているが、ロウヤガキは落葉性。葉は肉質で長さ5~9センチほどで、普通の柿の葉よりずっと小さく、ロウヤガキよりも細長い。花期は初夏で、花は小さい。

 花の後にできる実は直径2~3センチで文字どおり豆サイズだが、甘味があって食用できる。実は一般的なカキとは異なって枝に直接できず、柄にぶら下がってできるのが特徴である(画像)。実には羽根のようなヘタがついている。画像は今のカキの実で、まだ青い。10月を過ぎると画像のように色づく。