キマダラカメムシ

 既に1週間ほど前にキマダラカメムシとその交尾について記しました。キマダラカメムシは広葉樹の樹液を吸い、夏から秋にかけて成長します。キマダラカメムシの幼虫から成虫への変化は昆虫老人の心を躍らせてくれる見事な変態で、人の成長は味気ないネオテニー幼形成熟)としか思えないのです(画像は成虫)。

 体長20-23mmのキマダラカメムシは日本国内に生息するカメムシ亜科で最大種。台湾~東南アジアを原産地とする外来種で、長崎の出島から侵入、1935年頃には長崎市を中心に繁殖し、東京で最初に発見されたのは2008年。最近では都心のほとんどの公園で見つかります。そのため、私でも交尾中のキマダラカメムシを見ることができたのです。

 これだけ増えると、キマダラカメムシの手配写真など必要なく、その成長変化も容易に観察できそうですが、念のため手配画像を出しておきます。