サフランモドキ(Zephyranthes carinata)はタマスダレ属の植物で、タマスダレ(玉簾、Zephyranthes candida)はその近縁です。白い花のタマスダレとピンク色の花のサフランモドキは共に明治初期に日本に入ってきました。タマスダレは寒さに強く、日本の風土に適応し、あちこちで半野生化し、湾岸地域でも群落が見られます。タマスダレとサフランモドキは「ゼフィランサス」と呼ばれ、人気があります。タマスダレは耐寒性もあり丈夫で、日本の風土に適応し、あちこちで半野生化しています。
*サフランモドキは、江戸末期に日本へ渡来しましたが、当時の人は薬用のサフランと思って名付けました。ところが明治に入り、本物のサフランが知れ渡るようになり、サフランモドキと改名されました。サフランモドキの別名は「レインリリー(Rain lily)」で、雨が降った後に花が咲き、その花姿がユリに似ていることから命名されました。
*サフランモドキもタマスダレもヒガンバナ科で、全草が有毒です。
(タマスダレ)