サフランモドキとミツバチ

 サフランモドキタマスダレ属の植物で、最近湾岸地域でもよく見ます。タマスダレZephyranthes candida)とサフランモドキZ. carinata)は近縁で、白い花のタマスダレとピンク色の花のサフランモドキは共に明治初期に入ってきました。特に、タマスダレは寒さに強く、日本の風土に適応し、あちこちで半野生化し、湾岸地域でも群落が見られます。実際、タマスダレは湾岸地域でも安定して見ることができます。

 サフランモドキは茎が直立し、花は上を向いて咲きます。花はピンク色をしていて、濃淡があります。花期は6〜10月。サフランモドキの花に身体を突っ込んで一心に蜜を吸うミツバチの姿はサフランモドキが湾岸地域に住み場所を見出している証拠の一つなのかも知れません。