モモの実

 実を楽しむためのミモモ(実桃)と花を楽しむためのハナモモ(花桃)があります。ミモモの開花期は長く、梅の花が終わる3月頃咲きだし、サクラが散っても、4月末頃まで楽しめます。夏には甘い球形の果実を実らせます。

 ミモモとハナモモに植物学上の違いはありません。ミモモは実を食べるための品種、ハナモモは花を鑑賞するための品種という分け方は人の都合によるものです。

 モモ(桃)はバラ科スモモ属の落葉小高木で、ヤマモモとは別物です。モモは中国原産で、食用、観賞用として世界中で栽培されています。既に観賞用のハナモモについて何度か記してきました。春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせます。

*画像はモモの花、今頃の青い実、最後は昨年6月上旬の色づいた実です。