ペンステモン・ヘテロフィルス(Penstemon heterophyllus)の花

 オオバコ科のペンステモン・ヘテロフィルスは欧米では品種改良が盛んで、園芸品種が多数あります。画像の花は透明感のある青色が美しく、園芸植物として高い人気があります(ペンステモン ヘブンリーブルー)。別名は「ヤナギチョウジ」、「ツリガネヤナギ」。

 ペンステモンは釣り鐘形や、筒状でふっくらした形の花が連なるように咲き、まるでカラフルな熱帯魚が群れをなして泳いでいるようにも見えます。北アメリカ西部からメキシコを中心に約250種の原種があり、長い穂になって咲くものや房状に固まって咲くものなど、バラエティに富み、花色も豊富で、複色のものも多く見られます。ペンステモンの一つがジギタリスPenstemon digitalis)で、北アメリカ原産の多年草(画像)。

 ペンステモン・ハスカーレッドは殆ど黒色の赤紫色の茎葉とほんのりと紫みを帯びる白色の花をつける園芸品種(画像)。開花時期は晩春から晩夏で、今花をつけている。

*画像は最初の二枚がヘブンリーブルー、次がハスカーレッド、最後がジギタリス