夏に休眠するアエオニウム

 アエオニウムは多肉植物で、カナリア諸島に多くみられ、マデイラ諸島、モロッコ、東アフリカにも幾つかの種がある。アエオニウムはベンケイソウ科アエオニウム属の総称。株が幼いときは、ロゼッタ状に茂った葉っぱが株元にあり、生長するにつれて茎が伸びて葉っぱが枯れ落ちていく。品種によって葉っぱの色も様々で、斑が入るものもある。

 アエオニウムは冬型の多肉植物で、夏の暑さや多湿環境を嫌う。また、冬の極端な寒さにも弱く、5℃以下では室内に取り込む必要がある。アエオニウムは季節によって真っ黒や緑やクリーム色、紅葉など、姿の移り変わりが楽しめる。

*30℃を越すと、アエオニウムは休眠する。暑さが苦手で、7月、8月は休眠し、9月に気温が下がり始めると、休眠から目を覚まし、再び生育を始める。

**画像の品種は「黒法師」