アキグミの花

 グミ科グミ属のアキグミ(秋茱萸)は根粒菌によって空中窒素を固定することができるため、荒地でも育ちます。そのためか、湾岸地域の造成地などに植栽され、今でもあちこちで見ることができます。

 アキグミの葉は特徴があります。若い葉は表面に銀色の鱗状毛が密にあり、次第に脱落して秋にはなくなります。葉の裏は鱗状毛が敷き詰められ、銀白色に見えます。花は下向きに垂れさがってつきます(画像)。花弁のように見えるのは萼です。

 菓子としてのグミは1922年にドイツで発売され、日本では1980年代から菓子メーカーがつくるようになりました。ですから、私の子供の頃の記憶には登場しません。そのため、「グミ」は私にはあくまで植物のグミなのです。

 アキグミは東アジアからヒマラヤにかけての原野に群生する落葉低木。高さは2~3m。秋には実が熟しますが、その実は甘く、生でも食べることができます。子供の頃にその実を2,3個口に入れたときの甘さを今でも憶えています。