オオチャバネセセリとキオビツチバチ

 ブッドレア(ニシキフジウツギ)に来ているのはオオチャバネセセリと思われる。素人の老人にはその同定が結構厄介なのである。セセリチョウの仲間は、地味で体が太く、ハネが短い種が多く、蛾と間違われるほどで、余りチョウらしさがないのが特徴。恐らく蝶マニアでも興味を持つ人が少ないのか、名前のない種も多い。それらを含めると5,000種を超えるとされるが、イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、ミヤマセセリ、コチャバネセセリ、アオバセセリ等々、似た個体が多い。

 カラミンサの花にキオビツチバチが見える。キオビツチバチは黒色で、腹部に大きな黄色い紋があるツチバチの仲間。コガネムシの幼虫に卵をうみつける寄生蜂で、ハチの幼虫は生きたコガネムシの幼虫を食べながら大きくなる。

 2種類の昆虫の同定に四苦八苦しながら、それに重なるトラブルがカラミンサだった。それについては改めて述べることにする。