既に昨年の年末にアネモネの花について述べました。昨日アネモネが花壇を飾っているのを見つけ、花の少ないこの季節ですから、嬉しくなりました。アネモネは古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場してきました。日本では涼しくなる秋に芽を出し、春に咲いて夏前に地上部を枯らし、塊根をつくって休眠します。
美の女神アフロディーテはキューピッドの射た愛の矢に誤って傷つき、アドニスと恋に落ちます。ところが、そのアドニスは猟に出た日にイノシシの角に突かれて死んでしまい、アフロディーテが流した涙がアネモネになった、と言われていますが、その美しさは画像でも十分堪能できます。
アネモネの日本名は「牡丹一花(ぼたんいちげ)」ですが、確かに牡丹に似ています。