ハマボウの花

 ハマボウの開花時期は7月末から8月までというが、湾岸地域では既にあちこちで花が開いている。黄色のとても爽やかな花で、「浜に生える朴の木(ほおのき)」からハマボウ(浜朴、黄槿)となった。海に近いせいなのか、割とポピュラーな木である。

 ハマボウアオイ科フヨウ属の落葉低木。同じフヨウ属のオクラの花によく似ている。ハイビスカスと同じように、朝咲いて夕刻にはしぼむ一日花(画像からもわかるように、次から次と蕾が開き、滞ることなく咲く)。日本原産の野生のハイビスカスである。しぼんだ花は燈色に変わる。海水につかっても育つため、「温帯のマングローブ」とも言われる。

 ハマボウの花の中心部は暗赤色で、中心のメシベに多数のオシベが合着している。私はハマゴウとよく名前を言い間違えるが、ハマボウは黄色の、ハマゴウは紫色の花をつける。

f:id:huukyou:20210713045403j:plain

f:id:huukyou:20210713045422j:plain

f:id:huukyou:20210713045441j:plain

f:id:huukyou:20210713045500j:plain

f:id:huukyou:20210713045513j:plain