運河のカルガモとオオバン

 江東区内には、小名木川をはじめ、江戸時代につくられた仙台堀川、竪川、横十間川などの運河があります。江戸時代はこれらを使って千葉県方面から塩や米などの物資を運んでいましたし、木場では材木を扱っていました。

 明治以降も東京湾よりに多くのより大きな運河が整備され、今でもそれらが残っています。湾岸地域は運河だらけ、橋だらけの地域です。例えば、豊洲運河水上派出所は、豊洲運河辰巳運河東雲運河東雲北運河東雲東運河が交わる場所にあります。

 運河には多くの水鳥が見られます。画像のカルガモオオバン東雲運河で撮ったものです。カルガモは全長60cmほどで、カモの仲間です。全体に黒褐色で、顔は白っぽく、二本の黒褐色線があります。くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。カルガモの半分強の大きさのオオバンは全身が黒く、くちばしと額が白い水鳥で、よく泳ぎ、水辺の草のしげみで繁殖します。

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カルガモ

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オオバン