アオサギとの遭遇

 湾岸地域には運河が多い。東雲運河もその一つで、豊洲市場やオリンピック施設がつくられ、遊歩道が整備されて、格好の散歩コースになっている。秋の散歩を楽しんでいると大きな水鳥が水面を見ながら、魚を探し、時々クチバシを入れて獲っている。それが思ったよりずっと下手で、なかなか捕まらず、クチバシで挟んでも逃げられる始末。意外と不器用なのに驚きながら、ゆっくり近づいても一向に気がつかない風で、これまた不用心。大きな鳥はどこか爬虫類風で不気味だが、滑稽な部分も多い。

 その鳥はアオサギで、ペリカン目サギ科に分類され、ペリカンの仲間。成鳥の羽の色はやや青みがかかった灰色で、そこからアオサギと呼ばれるようになった。翼の上面はうすく黒味のある灰色で、翼の風切羽は青色がかった黒色。日本で繁殖するサギの仲間では最大。羽を広げると150㎝を越える。背が高く、脚も長い。食べ物は魚類や水辺で捕れる両生類、爬虫類、甲殻類、それに小鳥のヒナなども食べる。このところ増えて、日本中で見ることができる。

*大型の鳥は成長になるのに2年以上かかるが、画像のアオサギは頭部の冠羽が目立たず、背面も青色味が少ない若鳥。

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