昨今の湾岸風景

 東京の湾岸地域には運河が多い。運河には大きな橋が架かり、周りにはビルが随分と増えた。かつては工場が多く、鉄道が走っていた。最初の画像は晴海運河を出たところで、背景は晴海大橋豊洲である(2022)。二枚目は東雲運河を通る船で、木遣り橋から撮ったもの(2018)。三枚目は豊洲市場側から撮った、まだ建築中だったオリ・パラノ選手村、豊洲大橋など(2018)。海、運河と橋、高層ビルが風景の主人公になっているのが今の湾岸地域だが、私が若い頃は日本の産業を支える工場群が大半を占め、東雲運河は木材の集積場になっていた。そのため、墨田川も運河も、そして東京湾も随分と汚れていたが、今はかなり綺麗な水になっている。

*括弧の数字は撮影年