私が昔住んでいたのが宮内庁所轄の新浜鴨場(しんはまかもば)近くで、行徳鳥獣保護区があり、そこには野鳥観察舎がありました。かつての行徳は鴨猟の地でした。地元では御猟場(ごりょうば)と呼んでいましたが、新浜鴨場と行徳鳥獣保護区は合わせて83ヘクタールもあります。多くの水鳥を観察することができ、それを観察する人たちが訪れていました。
行徳から移り住んだ江東区には、小名木川をはじめ、江戸時代につくられた仙台堀川、竪川、横十間川などの運河があります。江戸時代はこれらを使って千葉県方面から塩や米などの物資を運んでいましたし、木場では材木を扱っていました。明治以降も東京湾よりに多くのより大きな運河が整備され、今でもそれらが残っています。豊洲運河、辰巳運河、東雲運河などがあり、水鳥たちの住む場所にもなっています(画像はオオバン、ヒドリガモ、アオサギ)。