萩三種

 ヤマハギ(山萩)はマメ科ハギ属の顕花植物。アジア原産で、観賞植物として広く栽培されている。北海道から九州までの日当たりのよい山地に多い。高さ2mに達する。秋に花をつけるが、小さいのでそれほど目立たない。秋の七草の一つで、昔から日本人に愛されてきた。

 シロバナハギはミヤギノハギの変種で、文字通り花が白い。清楚な感じで、最近はよく植えられている。全体に絹状の伏毛があり、枝垂れる枝の葉腋から長い総状花序をだして、白い蝶形花をいっぱいに咲かせる。 

 キハギは黄萩ではなく、木萩である。ヤマハギミヤギノハギなどと違い、乳白色に紫色の斑が入った花が特徴。また、枝が他のハギより茶色く木質化していることから、この名前がついた。日本が原産で本州から九州や中国にかけて分布し、日当たりのよい山野に自生している。

 ヤマハギのグループだけでも、ヤマハギ、キハギ、ツクシハギ、マルバハギなどがあり、ハギ属は色んな種類を含んでいて、見分けるのが厄介である。

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ヤマハギ

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シロバナハギ

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キハギ