コガネタヌキマメはタヌキマメと同じマメ科タヌキマメ属の一年草。原産地はインドなどの熱帯アジア。日本へはコヤシタヌキマメ(肥し狸豆)と同じく緑肥作物として導入され、九州や沖縄で野生化し、帰化している。緑肥作物とは、栽培している植物を収穫せず、そのまま田畑にすき込んで、後から栽培する作物の肥料にする作物のことである。
葉はほぼ卵形で、先端は丸く、長さ15cm~20cmほど。葉の付け根には4mm~8mmの托葉が一対ある。茎は直立して枝がたくさん出て無毛。開花時期は7月から10月。花は蝶形をした鮮やかな黄色で、花径25mm前後、蝶形の小花を総状につける。実は花の後にでき、5cmくらいの円筒形の豆果(画像参照)ができる。