バラの季節

 古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの著書の中に登場するバラの名前はロサ・ケンフォーリアとロサ・ダマスケナ。ケンフォーリア種は花弁がフリルのように多いのが特徴で、いかにもバラらしい優雅な香りの花。
 かつてユーラシア大陸に自生していたバラは、春に一度だけ咲く花でした。一季咲きのバラは5月頃に咲きます。バラの原種は遡れば10種ほどだそうです。当時はバラの若芽や実を食用としたりしていたと考えられています。
 原種が自然に交雑したものも多く存在し、約150種だそうです。東北地方などに自生しているハマナスは、自然交雑タイプのバラです。1867年にフランスで「ラ・フランス」が誕生し、バラが一年中見られるようになりました。涼しくなる秋には、初夏の頃の花よりも少し小ぶりで濃い花色のバラが咲きます。

f:id:huukyou:20181207055729j:plain

f:id:huukyou:20181207055753j:plain

f:id:huukyou:20181207055823j:plain

f:id:huukyou:20181207055845j:plain