ハマナスの実と花

 古くから詩歌に詠まれていたのがノイバラとハマナス。正に日本の「野ばら」です。ハマナスは古来より日本に自生するバラの原種の一つで、西洋に渡ったことによって、現在のモダンローズの誕生に大きく貢献しました。

 ハマナスの花はお茶に、根は染料に、果実はビタミンCが豊富で、ローズヒップとして食用に、となると、ハマナスは人への貢献度大なるものがあります。湾岸地域にも結構な数が植えられていて、花や実をあちこちで見ることができます。

 ハマナスは赤紫の花がほとんどですが、白い色のものもあります。その花にとりついているのはクロコガネのようで、オオクロコガネ(大黒黄金)か コクロコガネ(小黒黄金)のいずれかで、光沢があまりないので、クロコガネではないかと推測できます。