モチノキ(餅の木、黐の木)はモチノキ科の植物で、湾岸地域にはモチノキとその仲間、つまり、モチノキ属の常緑高木がたくさんあり、クロガネモチやナナミノキが植えられています。樹皮から鳥糯(とりもち)が採れるため、モチノキと呼ばれるようになったのですが、日本語の「もち」は鳥糯のこと。モチノキに寄生したヒノキバヤドリギについて記したばかりですが、モチノキの実が色づき始めています。
モチノキは雌雄異株で、雌の木には直径1センチほどの青い実ができ、それが秋に赤色になり、鳥の餌になります。ヒノキバヤドリギの傍でモチノキの実が赤くなっています。
近くの数本のモチノキを調べたのですが、ヤドリギが寄生していたのは一本だけでした。