アメリカフヨウの花盛り

 今年はまだタイタンビカスを見ていない。数年前までは流行していたようなのだが… タイタンビカスはアオイ科アメリカフヨウとモミジアオイの交配種。花径が20cmほどになるタイタンビカスは大変強健な宿根草。9月下旬ごろまで、日々と交代で花を咲かせる。晩秋には、落葉し、根で越冬し、翌年の春には株元から新しい芽を吹く。

 一方、アオイ科フヨウ属の多年草アメリカフヨウは北アメリカが原産で、高さは1~2メートル。その別名は「くさふよう(草芙蓉)」で、6月から10月頃に上部の葉腋に花を咲かせる。花色には、白色、ピンク色、赤色などがある。一方、よく似た花をつけるムクゲやフヨウはアオイ科フヨウ属の落葉樹で、草ではない。

 アメリカフヨウはハイビスカスの仲間だが、園芸では矮性の改良・交雑品種がよく出回っている。花は一日花で、すぐ萎んでしまうが、夏から秋にかけて次々に花を咲かせる。暑い今の時期はムクゲやハイビスカスがあちこちで咲いているが、花のサイズはアメリカフヨウが圧倒している。

*最後の画像がタイタンビカス