キバナセンニチコウ（黄花千日紅）はアメリカ南部からメキシコが原産で、ヒユ科センニチコウ属の耐寒性一年草の園芸種。細い枝先にボンボンのような可愛らしい丸い頭花を咲かせる。花は鮮やかな橙黄色や橙赤色をしていて、花の下に葉状苞があり、葉は細い。乾燥しても色褪せしないのでドライフラワーとしても使われる。同じ園芸種には、センニチコウ（千日紅）がある。センニチコウの方がやや小さく、花色は桃、白、紫紅で、葉は太め。キバナセンニチコウは色が地味だったが、最近は赤の品種も出てきている（画像）。
＊コスモスとキバナコスモスの違いは花色の違いで見分けがつくが、センニチコウとキバナセンニチコウの違いとなると、結構厄介である。センニチコウやキバナセンニチコウの花のように見える球体の部分は、苞（ほう）と呼ばれる葉の集まり。花びらをつけず、葉が変化した苞が色づく。どちらの本物の花も「苞」の隙間にあり、小さな明るい黄色の部分（画像）。
