フリージアの花:再訪

 4日前に記したフリージアは黄色の花だけでした。アヤメ科のフリージア(Freesia refracta)の原産地は地中海沿岸。チューリップやサフランなどと同じ球根植物で、秋に球根を植えると、春から夏にかけて色鮮やかな花を咲かせます。以前の黄色の花の他に、赤色と紫色の花を見ることができました。

 フリージア属の植物は17世紀中頃に発見され、ヨーロッパに伝わり、広く栽培されるようになりました。キンモクセイやバラと同じように、強い香りを持ち、しかも花の色によって香りが違います。そのため、別名が「香雪蘭(コウセツラン)」。白色の花がキンモクセイのような香りを、黄色の花は甘酸っぱい香りを持っています。残念ながら、花色による香りの違いはまだ十分解明されていないようです。

フリージアは香りだけでなく、花言葉も色によって違います。赤色は純潔、白色はあどけなさ、黄色は無邪気、紫色は憧れ。