ハナニラの微妙な色変化

 ハナニラ花韮)はアルゼンチン原産で、明治時代に観賞用として日本に導入されました。それが逸出し、帰化し、湾岸地域でもあちこちで野草として見ることができます(画像はどれも道端で花をつけているハナニラ)。名前の通りで、ハナニラの葉にはニラやネギのような匂い(臭い)があります(野菜のニラはハナニラとは別属)。ハナニラは直径2cmほどの白色の鱗茎から10〜25cmのやや多肉質の線形葉を数枚出し、その間から数本の花茎を出します。

 春に立ち上がって咲くハナニラの花は直径約3cmの6弁花で、花弁中央には紫色の筋があります。花つきと花もちがよく、葉は細長く、明るめの緑色です。花色違いの品種がいくつかあり、ポピュラーなのは青+白色と白色です(画像)。

*最後の画像はハナニラの花にきたヒラタアブの仲間