2024-03-25から1日間の記事一覧

下向きに咲く花の別の例:キバナルリソウ(紫花) 

画像のムラサキ科のキバナルリソウ(Cerinthe major、黄花瑠璃草)は花全体が紫色の品種。和名のキバナルリソウよりセリンセ・マヨールの名がよく使われます。花序はムラサキ科の特徴であるサソリ形花序。花は下向きの筒状、先が黄色、下部が紫色の2色か、ま…

花が下向きで咲く理由

ウメの花は上向きなのに、サクラの花が下向きなのはなぜなのか。ヒマな老人の少年のような疑問への答えを探ってみましょう。 ウメの花は枝にしっかり付いた仕方で咲きますが、サクラの花は長い柄(花柄)の先に咲きます。この柄が花を支えるのに充分な強度を…

コブシの花

既にハクモクレンの花について述べましたが、そのハクモクレンに似たコブシ(辛夷、拳)の花もほぼ満開です。コブシはモクレン科モクレン属の落葉広葉樹で、北海道から九州まで広く自生しています。早春にレモンのような香りのある白い花を咲かせ、春の訪れ…

ハナニラの微妙な色変化

ハナニラ(花韮)はアルゼンチン原産で、明治時代に観賞用として日本に導入されました。それが逸出し、帰化し、湾岸地域でもあちこちで野草として見ることができます(画像はどれも道端で花をつけているハナニラ)。名前の通りで、ハナニラの葉にはニラやネ…