ホルトノキの実

 ホルトノキの紅葉は年中見ることができるが、それは古い葉が落ちる前に紅葉するため。その紅葉は実に鮮やかである(画像)。ホルトノキホルトノキ科の常緑高木で、別名はモガシ。ホルトノキの実がポルトガル(ホルト)から来たオリーブの実に似ており、そのため平賀源内がオリーブと混同して命名したのではないかと言われている。その実は楕円形の核果。色は緑色から藍黒色に熟す(画像)。

 ホルトノキの花や実も楽しめるのだが、最大の鑑賞ポイントは赤く色づく古葉で、新葉の緑色とのコントラストが美しい。花は6、7月に咲き、白色である。秋にできる実は直径2センチ程度でオリーブより小さい。

*最後の画像はホルトノキの花