ツルソバ(蔓蕎麦)の花

 ツルソバはタデ科イヌタデ属の蔓性の多年草。蔓を伸ばし、葉も蕎麦の葉に、花も蕎麦に似ていることから「蔓蕎麦」と命名された。残念ながら食べられない。

 ツルソバは東アジア原産で、広く自生しています。晩春から初冬までの長期間、茎頂や葉腋から総状花序(花柄をもった花が並んでつき、総 (ふさ) の形になる花のつき方)を伸ばし、小さな白花をつける。これは花弁ではなく、5深裂した萼。

 ソバ(蕎麦)は、種子が黒色で3稜があり(三角卵型で突起状)、この稜からソバという名がついたようだが、ツルソバの種子もソバと同じく黒色で3稜形。