ヤブラン(藪蘭)は、キジカクシ科ヤブラン属の多年草。ヤブランには斑入りや花色の異なるものなど20ほどの園芸品種があります。園芸に広く利用されていて、湾岸地域でもあちこちでよく見かけます。庭や公園で栽培され、花期以外にも鑑賞されています。多数の淡紫色の小さな花を密につけます(画像)。開花時期は、7月末から10末までで、その後つける実(=種)は丸形で、まず緑色に、そして黒くなります(画像)。緑の実はやがて黒い種になります。
青い実をつけるジャノヒゲ(蛇の髭、昨日の記事)は東アジアからフィリピンや、日本の北海道から九州に広く分布する、キジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑多年草、ヤブランとよく似ています。でも、ジャノヒゲの実は青く、ヤブランの緑や黒の実とは好対照です。