2023-06-30から1日間の記事一覧

ヤブランの花

ヤブラン(藪蘭)はキジカクシ科ヤブラン属の多年草。日本中に広く分布し、下草として自生しています。湾岸地域でも歩道脇などでよく見かけます。ヤブランは夏にジャノヒゲの花に似た薄紫色の涼しげな花を咲かせます。今年もその花があちこちで咲き出してい…

大島と深田:二人の登山家

火打山の知られ方として大島亮吉に言及しました。その大島より4歳だけ若いのが深田 久弥で、『日本百名山』(新潮社、1964年)で有名です。彼は石川県大聖寺町(現加賀市)出身で、東京帝国大学文学部哲学科卒の小説家、随筆家、そして登山家です。大島や深…

オミナエシ:子供の頃に見た花

いつ、どこで見たかの記憶はないが、子供の頃から知っているのがオミナエシ(女郎花)。オミナエシは秋の七草の一つだが、既に湾岸地域では咲いている。数本の茎をまっすぐに伸ばして株立ちになり、先端に多数の黄色い花をつける。6月から9月にかけて花を開…

デュランタ:子供の頃に見たことがなかった花

自然には紫の花が多い。デュランタもその一つで、夏から秋にかけて花を咲かせる。花色が濃い青紫で、美しい小花を咲かせるものが一般的だが、白い花を咲かせる種類もある。日本へは明治時代に渡来。観葉植物や鉢花として出回り、沖縄などでは生垣としても利…