ヒガンバナ(彼岸花)の狂い咲きかと訝るが、よく見るとヒガンバナより小ぶり。見直せば、ネリネの赤い花。ネリネはヒガンバナ科ネリネ属で、ヒガンバナの仲間、南アフリカ原産で、大正時代に渡来。ヒメヒガンバナとも呼ばれ、11月の下旬頃から咲き始める。ヒガンバナと同じように有毒。日本でも最近よく見かけるようになった。
ネリネの花にいるのはルリチュウレンジ(瑠璃鐫花娘子)」。体長8~11mmで、体全体は濃い瑠璃色で光沢があり、翅は黒色半透明。ハチの仲間だが、針は持っていない。ハチには腰のくびれるタイプとくびれないタイプがあり、ルリチュウレンジは無いタイプ。