2022-11-18から1日間の記事一覧

実りの秋:ジョロウグモ

ジョロウグモは産卵期を迎えると、腹部の色彩や模様が一層鮮やかになってきます。大きな腹部はジョロウグモの見事な色模様の刺青をさらに強調しています。ジョロウグモの張り切った体は生と性が一緒になった姿そのものであり、命を引き継ぐ緊迫した状態を強…

ネズミモチの実の色:緑から黒へ

ネズミモチはモクセイ科イボタノキ属で、葉がモチノキに似ていて、実がネズミの黒い糞に似ていることから命名されました。ネズミモチは常緑小高木で、よく分枝し、高さ5mほどになります。実は核果で、長さ8〜10mm、直径5〜7mmの楕円形。10〜12月に緑色の実…

ネリネの花

ヒガンバナ(彼岸花)の狂い咲きかと訝るが、よく見るとヒガンバナより小ぶり。見直せば、ネリネの赤い花。ネリネはヒガンバナ科ネリネ属で、ヒガンバナの仲間、南アフリカ原産で、大正時代に渡来。ヒメヒガンバナとも呼ばれ、11月の下旬頃から咲き始める。…

ハナイソギクの花

ハナイソギク(花磯菊)はキク科キク属の多年草で、イソギクの分布域に重なっています。イソギクについては既に11月11日に記しました。イソギクの頭花は黄色い筒状花が集まっているだけですが、ハナイソギクは周辺部に白い舌状花がついています。つまり、イ…