ムラサキサギゴケ(紫鷺苔、Mazus miquelii)は、ハエドクソウ科の多年草。別名、サギゴケ(鷺苔)。白花の場合に限ってサギゴケと呼ぶこともあるようです。花が紫色で、形がサギ(鷺)に似ていることから、命名されました。
ムラサキサギゴケの同属植物がトキワハゼで、これは昨日「トキワハゼとツタバウンランの花」で述べました。投稿後の昨日の午後、花壇の端にトキワハゼをまた見つけたと思ったのですが、よく見ると紫色が目立ち、微妙に違った印象だったため、ゆっくり調べ直すと、見つかったのがムラサキサギゴケでした。
トキワハゼもムラサキサギゴケも薄紫色の花がとても美しく、比べて観察したくなる筈です。どちらも小ぶりで、地面をよく見ないと見落としてしまいますが、生命力が強く地面の割れ目などから顔を出すこともある植物です。
それにしても、ムラサキサギゴケ、トキワハゼ、そしてツタバウンランと、区別がつきにくい植物に翻弄されています。