マーガレット シェリエメールの花

 「マーガレット(Marguerite)」は「真珠」を意味するギリシア語の「Margarites」からきています。花びらが純白で、丸く咲く花の形が真珠に似ているからでしょう。マーガレットの英語名は「Marguerite」、「Paris daisy」。後者の名前は、マーガレットがフランスで園芸用に品種改良されたことに由来します。園芸名の「シェリエメール」はフランス語の「mère chèrie」に由来するのでしょうが、なぜかメールシェリエではありません。

 明治初期に日本に渡来したキク科のマーガレットの和名は木春菊(モクシュンギク)で、葉の形がキクに似ていること、そして年数が経つと、緑色の茎が変化して茶色くゴツゴツした木のようになることから来ています。でも、日本ではマーガレットの名前が一般的に広まり、木春菊と呼ばれることはまずありません。表記されることはあまりありません。

 シェリエメールの花は咲き進むにつれて、色・形が変化していくのが特徴で、画像は青年期の花です。

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