花の少ないこの時期に見事な黄色の花をたくさんつけているのがマホニア。かつてヒイラギナンテン属に分類されていた外来の常緑低木とその園芸種の総称ですが、主に台湾原産のマホニア・ヤポニカ(和名ヒイラギナンテン(柊南天))とマホニア・ロマリフォリアの交配種であるマホニア・メディア(Mahonia media)を指します。中でもイギリス産まれのマホニア・メディア・チャリティという園芸品種が流通し、セイヨウヒイラギナンテン(西洋柊南天)と呼ばれています(画像)。
このマホニアが今花をつけています。よく見かけるヒイラギナンテンと比べると明らかに背が高く、人の背丈は優に超えます。また、花が冬に咲くのも大きな特徴で、冬咲きの柊南天と言ったところです。普通の柊南天は3月から4月にかけて開花しますが、マホニアは冬の12~2月頃に咲きます。花の少ない冬期に芳香のある黄色の花をつけ、青みがかった大きな複葉も特徴です。