2021-12-08から1日間の記事一覧

「不識」を巡る老いの杞憂:再訪

林泉寺の山門の扁額「第一義」は上杉謙信の自筆として有名ですが、それは彼の「不識」問答へのこだわりから書かれていて、重要なのは「第一義」ではなく、「不識」なのです。 眼は外界のものを見ることができますが、自分の眼を(鏡などを使わない限りは)直…

ナンテンの赤い実

ナンテン属の木は他になく、一属一種の木とされ、秋の紅葉や晩秋にできる赤い実を愛でる和風庭園の定番であり、中国やインドにも自生が見られます。ナンテンの和名は漢名の「南天燭」の略で、高さは2mから4〜5mほど。幹の先端にだけ葉が集まってつきます。初…