イソギクの花

 11月にイソギクについて述べました。イソギク(磯菊)はキク科キク属の多年草で、磯の菊ということから「磯菊」の名があります。日本固有種の野生菊で、分布域は千葉県犬吠崎から静岡県御前崎にあり、海岸の崖や岩場などに自生します。イソギクの栽培は江戸時代から始まっていて、現在では自生地以外でも野生化し、あちこちで見ることができます。そのためか、湾岸地域でもあちこちに植えられていて、簡単に見ることができます。

 イソギクの花期は10月下旬~12月上旬。そろそろ花が終わりですが、伸びた茎の頂部に花径1.5㎝程度の頭花を散房状に多数咲かせます(画像)。派手な花ではありませんが、花の少なくなる時期に咲くため、鮮やかな黄色が魅力になっています。イソギクの花色は黄色のみです。

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