先日ヤマノイモについて記しました。その際、むかごがあるかどうか確認できず、ずっと気になっていたのですが、むかごを見つけてヤマノイモだと特定できました。
「むかご」は小さな豆か芋のような不思議な物体で、植物の栄養繁殖器官であるとか、わき芽が養分を貯え肥大化した部分のこととか説明されています。むかごはヤマノイモのある部位を指しているのです。
ヤマノイモやナガイモの茎や葉の付け根にできるむかごは秋の味覚とされてきました。イモ類のこれら植物は、蔓(つる)が地上に伸びていき、枝分かれしてたくさんの葉を付けますが、この蔓の枝分かれ部分や葉っぱの付け根部分にできる小さな豆のようなものがむかごです。
ヤマノイモの根の部分が自然薯(じねんじょ)です。ヤマノイモは二通りの増え方をします。まずは種(タネ)で増えます。次はむかごから増える場合で、これは種芋の役割を果たします。土の中に埋めれば春には芽を出します。