ヤマノイモの花

 歩道の植込みの中に見つけたのが小さな白い花。蔓のような雑草だと思いながら、調べると自然薯(じねんじょ)とも呼ばれるヤマノイモのようである。ヤマノイモ科の多年草で、真っ白い球のような花はほとんど開かないようで、画像はそれをはっきり示している。ヤマノイモとなれば、地下に1本の芋があり、それが1mを超えることもある。にわかには信じがたいことで、再調査が必要なようである。ヤマノイモ(山の芋)はジネンジョウ(自然生)、ヤマイモ(山芋)とも呼ばれている。

 ヤマノイモは日本の山野のどこにでも生える。葉は対生し、長さ5〜10cmの三角状披針形で基部は心形、先は長くとがる。葉腋にしばしば珠芽(ムカゴ)がつく。雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し、白い小さな花を多数つける。花期は7〜8月。似た植物にオニドコロ、ニガカショウがあるが、葉の形状からヤマノイモと思われる。いずれにしろ、さらに調べてみる必要がありそうである。

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