ハコネウツギ

 箱根空木はスイカズラ科の植物で、別名はベニウツギ、ゲンペイウツギ。日本各地の海岸近くに自生し、私の住む湾岸地域では庭園樹としてあちこちに植栽され、よく見かける。花期は今頃で、漏斗状の花を咲かせる。アサガオのように花は白からピンク、そして赤へと変わっていく。そして、これら三色が一つの枝に同時に見ることができる(画像)。ゲンペイウツギという名前はこのような色の変化に因む。
 「ウツギ」は、髄が空洞になっているため「空ろ木(うつろぎ)」、それが変化して「空木」になった。また、「ハコネ」とあるが、箱根に多く自生するのではないらしい。

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