大抵の園芸植物は花が売りものなのだが、中には別の部位が花形だというものがある。その別の部位で圧倒的に多いのが葉である。それが観葉植物で、日本人なら「紅葉」を連想する人が多いのではないか。そんな観葉植物の一つがコリウス(Coleus)。コリウスは、シソ科コリウス属の植物の総称。「コリウス」の由来は、ラテン語の「鞘」からきていて、日本名は金襴紫蘇(きんらんじそ)、錦紫蘇(にしきじそ)。熱帯アフリカ、熱帯アジア、オーストラリア、フィリピン等に分布する。
初夏から秋にかけてが見ごろで、赤、黄色、緑色など葉っぱの色が美しく、花壇やグランドカバー、寄せ植えとしてよく栽培されている。冬の寒さに弱く一年草として扱われているが、生育が旺盛なので、5、6月に苗を入手して育てると、秋には十分鑑賞できる。
下の画像を観れば、葉と花の美しさをどうしても見比べたくなるのではないか。