アジサイ

 6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤の大きく発達した装飾花が咲き誇る。これが花序の周辺部を縁取るように並ぶのがガクアジサイ、園芸では「額咲き」。ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは、「手まり咲き」。日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものがセイヨウアジサイ
 アジサイの語源ははっきりしないが、『万葉集』では「味狭藍」、「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」と書かれている。もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説。漢字表記の「紫陽花」は、唐の詩人白居易ライラックにつけた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったらしい。中国では「八仙花」、「綉球花」。

f:id:huukyou:20180620052046j:plain

f:id:huukyou:20180620052114j:plain

f:id:huukyou:20180620052139j:plain

f:id:huukyou:20180620052216j:plain