ノースポールの花

 冬に咲く白菊のノースポールギク(Mauranthemum paludosum)は1960年代日本に移入され、白い北極を思わせる花から「ノースポール」という別名で親しまれるようになりました。その和名はカンシロギク(寒白菊)で、フランスギク属の半耐寒性多年草です。「ノースポール」は商品名ですが、一般名として定着しています(セロテープ、ウオークマン等と同じような名前として使われています)。

 ノースポールは径3cmほどで、中心が黄色の白い小ギクで、花期が長く、冬から初夏まで花を楽しむことができます。でも、高温多湿に極端に弱いため、日本では一年草として扱われています。

*よく似た花のマーガレット(Argyranthemum frutescens)は春から夏に花を咲かせます。別名は「モクシュギク(木春菊)」。ノースポールの花が丸く、こじんまりしているのに対し、マーガレットの花弁は細長いのが特徴です(最後の画像)。